教育の特色

教育の特色

マテリアル工学科では、合金や半導体、セラミックス、複合材料といったマテリアルを対象として、(1)「もの」の性能を決定するマテリアルの構造・性質をナノスケールで科学的に解明すること、(2)新規マテリアルの持つべき機能を設計すること、(3)安全な製品の効率のよい生産方法を開発すること、について学び研究します。高度な材料開発とともに、資源、リサイクル、エネルギーの問題にもマテリアルの観点から取り組むことができる技術者の育成を目的とした教育を行っています。

主な授業科目

材料組織学 一般の材料はナノ組織やミクロ組織から成っています。材料科学にとって不可欠なナノ組織・ミクロ組織について学びます。
材料プロセス 液体を利用した材料開発の基礎を習得するために、液体状態から結晶質固体への凝固について学びます。
計算材料学 材料設計に必要な基礎的情報を得るためのコンピュータを使った計算や、応力解析のための基本的なソフトウェアの利用法・計算精度の確認方法などについて学びます
接合工学 小さなものから大きなものまで広く利用されている接合技術について学びます。
電子・磁性材料 現代の科学技術を実現するうえで不可欠な、電子材料や磁性材料の基礎および応用について学びます。
製錬工学 金属材料の安定供給とリサイクルに必要な製錬技術の基礎について学びます。
マテリアルエ学PBL 素材の製造から製品化までの「ものづくり」の基本的工程を実際に体験、理解します。さらにこの工程に必要な材料特性もマスターします。