日本顕微鏡学会九州支部学術講演会にて優秀発表賞を受賞しました

2025年12月13日に九州大学筑紫キャンパスにて開催された第67回日本顕微鏡学会九州支部学術講演会において、工学府工学専攻マテリアル工学コース修士1年の池本 直生さんが優秀発表賞を受賞しました。

【受賞内容】
受賞者:池本 直生(大学院工学府マテリアル工学コース ナノ構造解析学研究室 修士1年)
発表題目:BaHfO3添加YBa2Cu3O7-x薄膜におけるナノロッド構造と不均一組織
指導教員:石丸 学 (大学院工学研究院物質工学研究系 教授)

【成果の紹介】
超伝導薄膜に人工的な欠陥を導入し、臨界電流密度を改善する試みがなされています。欠陥分布に関する知見は、超伝導特性を制御する上で工学的に重要です。本研究では、YBa2Cu3O7超伝導薄膜にBaHfO3を添加することにより自発的に形成されるナノロッドの不均一分布を、電子顕微鏡技術により明らかにしました。